当院は、草創は不詳だが、南北朝の頃と思われる。
伊勢神宮の神宮寺である世義寺(せぎじ)の所領が、当地・世儀であった事から伊勢神宮の内宮・外宮の祭神を祭る神宮社(常滑市栄町)に付属して明治初年まで存続した。
当初は真言宗醍醐寺三宝院に属していたが、戦国期・永禄3年(1560年)に曹洞宗・天沢院(常滑市山方)の末寺となった。
明治初年、神明社と分離した後、隣寺・宝全寺(64番)と合併し跡地は学校として使われた。
明治35年、宝全寺から独立、三度の境内地の変還を経て、昭和23年(1948年)以降、現在地に移転する。
以降、本堂・鐘楼・山門等を整備した。
就中、鐘楼は北叡山の鐘楼をモデルに建立した。
梵鐘は、今なお知多半島随一の大きさである(1.99t)。
春は桜やサツキ、夏は緑陰、秋は紅葉と、移り変わる景観の中、柴山清風氏や片岡静観氏等の陶彫が境内に安置され陶都の趣を醸し出している。
毎年、二月第一日曜・午後二時半より、節分大般若会(せつぶんだいはんにゃえ)を修行。
厄難消滅、開運招福の御祈祷を行っている。
接待もあり参詣者で賑わう。参加は自由。是非御参加下さい。
「港持つ陶の都や春の雲」(富田うしを)
真西に、空港を望む高台よりの景観も秀逸です。
基本情報
名称 |
神護山 相持院 (じんござん そうじいん) |
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所在地 | 常滑市千代丘4-66 |
お問い合わせ | TEL/0569-35-3405 |