常滑焼の生産を支えてきた「やきもの散歩道地区」には、
伝統的な窯屋やレンガ造りの煙突、焼き物を使った道や擁壁など、
様々な景観資源が至る所に見られ、独特な景観が形成され、
近年では、年間30万人を超える観光客が訪れる常滑市の一大観光地になっております。
残念ながら、景観を構成する建物やレンガ煙突などの一部では
老朽化が見られ、また、近年では地区内や周辺に中高層マンションが立地し、
地区の景観が阻害され始めています。
そこで、常滑市ではこの地区の景観を保全するため、
関係者の意見を聞きながら、景観法に基づく「常滑市やきもの散歩道地区景観計画」を平成22年4月に策定しました。
この景観計画では、良好な景観の形成に関する方針や、建築物・工作物の景観に関する制限基準などを定め、また、本地区の景観形成基準に適合した建築物等の保全及び改修への助成金制度を設け、住民や事業者の負担軽減の施策も盛り込んでいます。
住民、事業者及び行政が一体となり、本地区の景観を維持保全していくことで、焼き物の町を将来に伝えるため、誇りを持ってまちなみを守り育んでいきたいと考えております。
やきもの散歩道地区の景観を保全するため、やきもの散歩道内に募金箱を設置しております。また、ふるさと納税制度もございますので、本地区の景観維持に皆様の温かいご支援ご協力をお願いします。